このブログを検索

2025年6月24日火曜日

【日光移動教室3日目】終わりの時にこそ、成長が光る

日光移動教室もいよいよ最終日。今朝も6時の起床時間になると、元気に飛び出してきたのは男子たち。「おはようございます!」と明るく挨拶する姿が印象的でした。一方、女子の部屋は少しゆったりとした様子。もう少しゆっくり休みたかったのかな。

 

この日は朝からあいにくの空模様。朝会は屋外ではなく、朝食会場で行い、そのまま朝食へと移りました。今日はパンとスープがおかわり可能で、「もっと食べたい!」と嬉しそうにおかわりをする子も見られ、朝からしっかりとエネルギーを蓄えていました。

 



朝食後は、退館式を行いました。式が始まると、子どもたちの表情が自然と引き締まり、この3日間を振り返る時間へと変わっていきました。宿の方のお話に耳を傾けながら、子どもたち一人ひとりが自分の行動を思い返し、いよいよ終わりのときが近づいていることを実感したようです。

 


部屋に戻ってからは、荷物をまとめ、部屋の整理整頓。部屋をきれいにした後の子どもたちの様子を見ていると、今回のめあての1つを意識した行動が見られました。それは、部屋に感謝を告げる姿です。きれいになった部屋を見渡しながら、「3日間、ありがとうございました!」と、人だけでなく、過ごした「場所」にも感謝の気持ちを伝えることができる子どもたち。その姿から、この日光移動教室での学びの深さを感じました。

 


宿を後にして、いろは坂を下ろうとしたとき、なんと道路のそばに現れたのは猿と鹿の大群。まるで子どもたちの旅立ちを見送るかのようなその光景に、バスの中は大盛り上がり。思わず「奥日光の神様たちからのプレゼントかな?」と感じるような、すてきなサプライズでした。

 

本日最初の訪問地は「日光東照宮」。到着時には雨もすっかり上がり、静かで厳かな雰囲気の中で見学がスタートしました。事前学習で調べてきたことを思い出しながら、行動班の仲間と相互にガイドをしての見学。三日間の中で回数を重ねてきた行動班での活動は、互いの関わり方や協力の仕方にも成長が感じられ、短い期間ながらもしっかりと「班」としてのまとまりが生まれていました。見学後には自分たちで時間を確認し、集合する姿にも頼もしさを感じました。

 





そして日光での最後にして最大の活動「お土産購入」の時間です。昼食のカレーライスを食べたあと、昼食会場の下でお土産を購入しました。限られたお小遣いの中で何を買うか、慎重に選ぶ子どもたちの姿はとても真剣。予算ぴったりで買い物ができたときには、「ぴったり!」と、嬉しそうに報告する姿もありました。買ったお土産は、きっと今回の移動教室の思い出になる品や御家族の皆さまへの思いがこもった素敵な品ばかりだと思います。



こうして3日間にわたる日光移動教室の活動がほとんど終了しました。残すは学校での帰校式のみ。子どもたちはバスの中で、たくさんの思い出を振り返りながら、少しずつ日常へと戻っていきます。

 

保護者の皆さまには、今回の移動教室の実施に際し、さまざまな面でご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。たくさんの経験を経て、一回りも二回りも成長した子どもたちの帰りを、ぜひ温かく迎えてあげてください。

 

それでは、ふるさと「国分寺」に向けて出発!