令和3年10月29日(金)、
6年生は史跡見学に行きました。
まず、真姿の池から階段を上ったところにある
僧寺北東地域で史跡近辺の確認をしました。
これは、伽藍地北辺の区画溝跡です。
最近降った雨の影響で、
この土地の湧水は地面から湧いているのではなく
斜面の石の間から出てきていて、
崖線から湧き出てくることがわかりました。
真姿の池の前で湧水に触れると
それほど冷たくはありませんでした。
湧水は夏は冷たく冬は凍らないと言われています。
少し歩いて七重塔跡まで来ました。
高さ60m程だった、と言われてもピンとこなかったのが
「ディズニーランドのシンデレラ城ぐらい」と
説明されてちょっと驚きました。
当時の瓦のかけらがこの辺りに落ちている、と
聞いて一斉に周辺を探し始めます。
ちょっと模様が付いている、というヒントで
次々見つけましたが、
持ち帰るわけにはいかず、元の場所に戻しました。
また少し歩いて中門跡へ。
金堂跡です。
史跡をつなぐ道には
さっき見かけた瓦のかけらが
埋め込まれているようでしたが、
実際には瓦のかけらのレプリカが
埋め込んであるそうです。
講堂跡です。
ここにも瓦の形があります。
みんなで礎石の跡に立つと
均等な間隔で柱が建てられていたことを実感します。
武蔵国分寺跡資料館がある「おたかの道湧水園」には
小ぶりの七重塔があります。
長屋門の中も見学しました。
これは、釘など金属のものを使わずとも
戸締りができる「さる」という仕組みです。
その後、武蔵国分寺跡資料館内を見学しました。
見かけた瓦のかけらは
割れていなければこの大きさだったことがわかります。
瓦を造った人々は
これほどの月日を越えて今に残るとは
思わなかったことでしょう。
現代に生きる私たちは
後世に何を残せるかと考えさせられます。