令和5年度のサマースクールのトリを飾ったのは
「ピンホールカメラ」を作成する講座です。
ピンホールカメラとは、レンズを使わず
針穴のような小さい穴からの光が
物体の形を映し出すという仕組みです。
直進する光の性質により、物体の形が
上下逆に見えることになります。
3年生以上の参加児童は、まず
持参した牛乳パックの上下を切り離しました。
切り離したパックの内側に
黒い紙を貼り、筒状にします。
それより一回り小さいものを工作用紙で作り、
また黒い紙を貼り、中に入れると、
筒を長くしたり短くしたりすることができます。
外側の筒底には針穴を開けたアルミホイルを貼り、
内側の筒底にはトレーシングペーパーを貼ります。
光のある方を向いてのぞくと・・・!
もう一つ作ってあった筒底には
拡大鏡を張り付けて、焦点を合わせると・・・!
拡大鏡の上下を変えて、
ひっくり返しにならないようにしようとする子も
いましたが、そういうものではありません。
しかし、正しいピンホールカメラとして
見えているからこその行動でもあります。
持ち帰ったピンホールカメラを
ご家族にお披露目した子どもたちに、仕組みが
説明できるかどうかはわかりませんが、
楽しく工作できたひとときとなりました。